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一般図書の歴史

興林会の時代から最近まで、協会では会員の皆様、林業関係の技術者だけでなく一般の方々をも対象に、森林・林業分野の動向や技術現状を紹介する目的で、様々な刊行物を世に送り出して参りました。技術者向けに新しい技術をわかりやすい小冊子として刊行してきたシリーズものや、技術体系をとりまとめた書籍、子供向けに森林に関する教育普及・啓発を目的に販売されたパンフレットなど内容は様々です。そのなかには、戦後の拡大造林期に刊行されたものから、最近刊行され現在も協会が自ら販売しているものまであります。図書によっては、編集者のもとで多数の執筆者が異なる内容を分担して書かれたものもありますが、その詳細についてはそれぞれの目次をご覧ください。
 発刊時には新技術であったとしても、時代を追うことで古くなるものですが、その時代に何が求められていたのか、どのような社会状況の下でこれらの技術普及が行われてきたのかを知ることができます。

 

シリーズのご紹介


興林會叢書
興林會が昭和4年に初めて刊行した会員に配布するためのやや専門的な小冊子で、昭和15年までに20輯発行されました。森林生態学から立木価格算定法や森林と水源涵養など、幅広いテーマを研究者や教官が執筆しています。

 

林業解説シリーズ
昭和22年から13号までは北海道林業会が発行していたが、当協会が昭和23年から林業解説編集室ともども、林業技術の普及を目的に研究者のみならず林野庁の技術者の方々に執筆いただいた、林業従事者向けに易しく解説したシリーズで、昭和34年の128号に至る長期の有料刊行物です。

 

林業技術叢書
昭和24年に日本林業技術協会として活動を再開したことを機に、興林會叢書を引き継ぎ、新しい林業技術の普及をやや専門的に解説した有料の小冊子で、昭和33年の22輯まで続きました。

 

林業技術シリーズ
農林省林業試験場が、林業技術に関する研究成果を技術者向けに広く普及・浸透させることを目的に、戦後発行した小冊子で、昭和24年の1集から同26年の27集まで当協会が販売していました。

 

林業普及シリーズ
昭和26年に、林野庁指導部研究普及課が発行してきた林業普及叢書(昭和25年から第3集まで)を、農林省林業試験場が発行してきた上記林業技術シリーズに合体・改題し、林業改良普及員や技術者向けに研究普及課が編集し、当協会が有料で発行した小冊子で、昭和28年の28号から同31年の50号まで続きました。

 

最近の林業技術
林業解説シリーズに引き続いて昭和39年から同44年のNo.18まで、日林協が会員(技術者)向けに発行した有料の技術解説小冊子。

 

わかりやすい林業研究解説シリーズ
昭和38年から林野庁林業試験場の研究者が中心になって、森林・林業技術について研究成果を含めて一般技術者にわかりやすく解説した市販の小冊子で、平成20年のNo.111まで発行されました。今は解散した (財)林業科学技術振興所が主に発行していましたが、ここで示した号(No.32,35-64)は昭和43年から同54年までの間、当協会が発行したものです。

 

100不思議シリーズ
昭和63年に発行された「森林の100不思議」以降、平成11年の「森林の環境100不思議」まで、毎年会員向けに企画・配布されたと同時に、一般向けに東京書籍で市販されました。森林分野の研究者が、森、樹木、土、動物、虫などを対象にそれぞれ100件ずつ興味を引く事項を取りあげて、わかりやすい文章で解説している情報の玉手箱です。これから森林について知りたいという方にはうってつけです。

 

101のヒント
平成12年から100不思議シリーズに続いて平成17年まで発行されたシリーズで、里山や野生動物、野鳥、花などを対象に、学ぶ、楽しむというタイトルが付けられています。同じく東京書籍で一般向けに販売されていました。

 

 


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