刊行の目的、歴史
大正9年から学士を中心に森林学を学んだ若手の技術者が林業技術の振興や向上を目指して活動してきた「こだま會」が「興林會」として設立されたことを機に、大正11年7月に年2回の発行を基本に刊行されたものが「こだま」です。昭和13年に「興林こだま」と改題され年間12号の月刊となりましたが、昭和18年から21年までの休刊を挟み、昭和23年、「社団法人 日本林業技術協会」の設立とともに「林業技術」(興林こだま94号)と改題されました。さらに、平成16年には「社団法人 日本森林技術協会」と名称変更に伴い、現在の「森林技術」(749号)に改題され現在(平成26年7月868号)に至っています。
本誌は会誌として、発刊当初からの思想を現在に至るまで引き継ぎ、その時々の森林・林業に関わる技術の普及・啓発はもとより、様々な技術課題に対する分析や議論の場として、またその背景となる森林・林業政策に対する積極的な提言も行われてきました。会誌に含まれる内容は膨大ではありますが、それぞれの時代における森林資源や社会経済状況を併せて追うことができるものです。
それぞれの号では、内容の論壇、特集、今月のテーマ、技術解説、コラム、随筆、会員の広場等に区分しているほか、当協会主催の各賞の発表や表紙を飾る写真コンテストなど様々な記事が掲載されています。なお、683号までの内容については林業に関する技術分野や記事ごとに分類された「林業技術総目次」もあります。
◆通巻分類
「森林技術」のタイトルで扱うデータとは、「こだま」、「興林こだま」、「林業技術」、「森林技術」まで4本の会誌を対象とします。刊行期間が90有余年に及ぶため、西暦、元号、月、号数を検索結果に表示しています。
◆「林業技術総目次」(1号から683号まで)
昭和58年11月号を以て500号を記念し、翌年発行された「林業技術総目次1号~500号」をデジタル化したものです。さらに、平成11年の683号までを含んで、60年余にわたって掲載されてきた論説、技術解説、研究・調査報告等を、主題別に分類し、原則として年代順、掲載頁順に収録されています。なお、ここでは2000年の刊行当時のままの形式としており、PDFとはリンクしていませんが、検索用キーワードとしてお使い下さい。